88ヶ所ある四国の霊場や札所を巡ることを「お遍路」といいます。
皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
霊場や札所を参拝するために旅をすることを、一般的に「巡礼」と
呼びますが、このお遍路は巡礼の一種であるといえます。
巡礼のなかでも空海に関係した霊場や札所を回るのがお遍路です。
空海、別名・弘法大師は讃岐地方の出身で、当時の中国の王朝、
唐に渡って仏教を学び、日本に戻ってからは高野山という山で
真言宗を開きました。
その空海、20歳ぐらいの頃から四国の山々で修行し、そこで悟りを
開いたと言われています。
それにあやかって彼の弟子たちは、師が修行した場所で自らも荒行を
行いはじめました。
これがお遍路のルーツといわれています。
当初は僧侶の修行という色合いが強かったのですが、江戸時代の頃に
なると一般庶民にも広がり、それが今のお遍路につながっているのです。
お遍路と巡礼の違いはそれだけではなく、
巡礼時に金剛杖を持ったり、白衣の衣装を着たり、お経の順が決まって
いるのがお遍路の特徴です。