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美術品の相続

自分の親が美術品を集める趣味を持っていなくて良かった。
どうしてそう思うのか、というと、遺産相続のときに大変だからである。

あまり価値のない美術品であれば問題ないのだが、
もし、何百万、何千万もするような価値のある美術品を
親が所持していたとしたら、その価値にそった相続税が課税されるのだ。

親の形見だから売りたくない、と思っていたとしても、
とてもそのような相続税を払うことは出来ないだろう。

仕方無しに売ろうと思ったとしても、美術品の買取など、
素人には結構ハードルが高いように思える。

たとえ価値が高いものがあったとしても、実際にその価格で
買い取ってくれるところがあるかはわからないし、
二束三文で買い叩かれるかもしれない。

美術品に造詣の深い人間や目利きで、かつ美術業界に何らかの
コネがないと、信頼できるところに買い取ってもらうことが
出来ないように思えるのだ。

相続税は払えない、かといってそのものを売ることも出来ない、
となると、あとは美術館に寄贈するぐらいしか出来ないだろう。

相続できないから寄贈する、というのも、何だか物悲しい。
だから、美術品蒐集を趣味としている人は、相続のときのことを
考えておいたほうがいいと思われる。

 

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